診断と治療ハンドブック

参考図表

HIV検査を考慮すべき状況

Last updated: 2015-02-25

以下の場合にHIV検査を考慮する
1)性行為感染症の既往がある者
2)日和見感染症を呈している者
3)妊婦
4)男性との性的接触のある男性
5)性産業従事者
6)麻薬濫用の既往がある者
7)HIV有病率の高い国の出身者
8)感染者と性的接触のあった者

1)梅毒、淋病、クラミジア感染症、A,B,C型肝炎や、赤痢アメーバ感染症などの性行為感染症の既往のある者はすべて、HIV検査を実施する十分な理由がある。

2)結核、非結核性抗酸菌感染症、帯状疱疹、口腔カンジダ症、ニューモシスチス肺炎の発症が、HIV感染の診断の契機となることが多い。。

3)日本産婦人科学会は、産婦人科診療ガイドラインですべての妊婦に対してHIV抗体検査を推奨している。

4)男性との性的接触のある男性は、HIV感染症のハイリスクグループである。

5)性産業に従事している者は、男女を問わずハイリスクグループである。

6)近年、日本国内に於いても、注射器を用いた麻薬の濫用が増加している。

7)HIV有病率の高い国の出身者が体調不良で受診した場合は、HIV感染症の可能性を念頭においた上で、必要があればHIV検査を勧める。

8)HIV感染が明らかになった場合には、本人と性的接触をもった者がどのくらいいるのかについて、十分に話し合う必要がある。性的なパートナーの健康を守るため、そのパートナーにHIV検査を受けるよう本人から勧めてもらう。